中小企業の情報化 (中国ビジネスの開始時)
中国への作業委託をモチーフにしたドラマ「OLニッポン(日テレ)」では、仕事をする上での国民性の違いなどを阿部サダヲが的確に注意するあたりが非常に面白く、NHKの中国語講座に出てくるローラ・チャンのダイレクトな日本人非難も痛快です。
このドラマのように部署全体の仕事をアウトソーシングするケースは珍しいですが、何らかの作業を委託するパターンが、一般的でしょうか?
情報化に取り組んでいる企業ほど、「中国インフラの現状」を知らないと情報戦略化の見直しまで必要になる場合もあるので、必要条件が揃っているかを事前に確認しておくべきです。
ケース:日本にある共用サーバーを使って、中国人スタッフとの共同作業を進めたい
この場合、一番先に気になるのは「中国におけるインターネットの情報統制」。この情報統制にリストされた場合、IPアドレス単位でブロックされることもあり、共用サーバーなどではサーバー丸ごとアクセスできなくなるなど、大きな影響が出ることもある。
とは言っても、現地から確認するしか方法がないわけではない。
以下は英語になるが、使いたいサーバーが中国で使えるかを確認できる。
>>Real-Time Testing of Internet Filtering in China
しかし、仮に今は繋がっても将来が保障されているわけではない。
その場合は、中国にサーバーを置くなども必要になる。日本のレンタルサーバー屋さんが中国に進出しているので、それを使うという方法もある。
次に考慮すべき点はデータ通信の安定性
ここで、インターネット環境がもっとも発達している国は日本であり、世界一の高品質高速のインフラの中にいることを理解した上で。
大量のデータを中国と日本との間でやり取りすると、通信速度の不安定さのためにデータ交換が重荷になることがあります。
解決方法としては
1.インターネットが空いている時間に、データの同期化を図るような仕組みを構築
2.日中間の専用線やIP-VPNなどにより、独自の通信環境を構築
などがあります。データセキュリティのレベルに応じて選択すべきですが、専用線は費用負担が大きくなるはずです(日中間のキャリアは、NTTとKDDIの2社)。
なお、中国国内のキャリアは、中国電信(China Telecom:CT)と中国網通(China Netcom:CNC)の2社が大手だが、得意な地域・不得意な地域があること。およびこのキャリア間さえも安定していない。
個人的には、5年前の2003年には日本と同レベルの仕事ができるインフラになっていたので困ることはなかったが、ビジネスを行う上では要点(情報統制とデータ交換)となるので、チェックすることをおススメします。
【関連情報】 OLにっぽん公式サイト
OLにっぽん楊洋役 ローラSMILY日記



コメント
今日は。
最初に始めたブログが突然上海からアクセスできなくなりました。
ちょうど、ぎョウザ事件の直後でした。
私はITの専門家ではないので詳しくありませんが、どうも規制を受けたようです。
ADSLも時間帯や曜日によって速度のばらつきが激しかったです。
[2008年10月21日]Posted by haichaolu
こんにちは、いつもコメントありがとうございます。
今年になってからは、大学構内に張り出された掲示板からも、体制批判やスパムメールの発行などを厳しく強化したようです。情報統制のプログラムを動かしているから、ネットが遅いという噂もある位です。
[2008年10月21日]Posted by sasa
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