Google(谷歌)の中国撤退 その2

昨日の その1 の続きです。
「閲覧中止受け入れられず」という論調で日本のメディアは報じておりますが、業界的な裏話で今回の顛末を論じてみます。
私は昔から Google派でしたので、中国に行ってもGoogleを使っています。今回のGoogle(谷歌)の中国撤退が決まるまで、気づかなかったことがあります。それは私の周りの中国人が「Google(谷歌)以外の世界のGoogleに入れない」という。「えっ!いつも使っているよ」と私は言っていたのです。実はコレには裏話がある・・
◇google.comをgoogle.cnにリダイレクト
Google(谷歌)では、アメリカ本部の意向を無視し、アクセス数を伸ばすために中国国内からのgoogle.comへのアクセスをgoogle.cnにリダイレクトしていたのです。私が使っていたgoogle.co.jpはそのまま使えただけでした。
◇Google(谷歌)とGoogle本社の対立
リダイレクトしていた事実以外にもGoogle本社と違う方向性があった。それは、Googleのクリック広告=Adsenseにおいて、怪しい!食品や化粧品・薬品などの広告が目立っていたからだ。そのため、その業界関係者には言い方が悪いかもしれないが、検索している内容とは違う「怪しい化粧品などのAdsense広告」が表示されていた。個人的には中国においてSEMの実施は難しいと残念に思ったほどだったが・・・。さらに、Adsenseで不正(自分で制作したサイトのAdsense広告を自分でクリックなど)を行った人に対する「アカウント凍結」はGoogle(谷歌)では行っていなかったという内部告発もある。百度(バイドゥ)との検索シェア競争において、Google(谷歌)がGoogle本社と対立しながら、Googleでなくなった様子が伺える。
*SEM (Search Engine Marketing)とは、検索エンジンを使った訪問者を増やすマーケティング手法のことで具体的手法はいろいろ有るが、Googleのクリック広告もその一つ。
◇谷歌を解体したかったのではなかろうか?
Google(谷歌)とGoogle本社の対立をまとめると
1.中国進出のため、他国では行わない行為「情報検閲」に手を染めた
2.Google本来の質の高さを追求せず、ひたすらアクセスと収入を稼ごうとしていた
ということで、「閲覧中止受け入れられず」という政治的な意味合いとともに、内部対立が発生していたのではと感じられる。それは、Google(谷歌)を創業以来指揮していた社長が昨年9月に退職していることからも。
Google本社は、Googleでなくなった谷歌を解体したかったのではなかろうか?一番最初の印象が異様に良い中国人とその後に起こるよくあるトラブルのように見えるのは私だけか?
「日は沈みまた昇る」 さて明日も、業界的な裏話は続く、その3で!
Photo by なるり ( Waikiki Beach Sunset )



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