急成長の広告大国?(1)
日本と比べて感覚的に「長い」と感じるのは、交通信号の赤から青への待ち時間とテレビの宣伝。日本ではトイレに行けない位のコマーシャルタイムだが、中国の場合、食器洗いまで完了する(ちょっとオーバーか?)くらい長いのだ。
日本と違う?テレビ広告
まずは、風俗・習慣はもとより、風刺したり揶揄するようなテレビ広告は当局(政府筋)から停止になる場合があるということで龍を弄んだり、仙人や獅子を邪険に扱うとナイキ(米国)のように謝罪する羽目になる。テレビ局自体が国営であったりするので、広告代理店より媒体の方が影響力を持っている。
ゴールデンタイムは入札
もう数年前からゴールデンタイムは入札になっており、もっとも影響力の強い「中央電視台 CCTV」の場合、ゴールデンタイムの広告額は年間2千億円を超えたのでは?と予想される。生活用品や食品飲料など海外勢を含め、世界的にもヒートアップしている広告枠であろう。
ちなみに、もっとも高いゴールデンタイム(いわゆる視聴率の高い時間帯)は7時から7時半といわれており、ここを最低のパッケージ単位で獲得するための広告費は3千万円を下らないだろう。
屋外広告と新聞
次にテレビ以外にブランドイメージを戦略的に宣伝する手法として、特定の地域だけに絞れる広告媒体の屋外広告と新聞がある。
まず屋外広告は、日本企業の場合、「CANON」が目立つ。色合いの統一感もさることながら、設置場所の選択が的を得ている。ここに広告出せたらいいなー と思うところを押さえているような気がする。もう一つは、「CANON」の中国名「佳能」。賢そうなイメージでインプットしやすい名前である。野外広告は、都市景観上、乱立を認めないなど役所との係わり合いが強いため、役所と上手にコミュニケートできる広告代理店を使いたい。
現在も整備中の高速道路網は、サービスエリア、料金所、歩道橋など数えたらキリがない。車社会に移行中の中国、所有できる層は限られているので、今後狙い目の野外広告である。
新聞と雑誌のローカル版は地元で働く人向けに宣伝したい場合は効果的で、もっとも低コスト。しかし、注意すべきは日本への感情的な記事が多くなる「反日記念日」前後を避けるということだ。最後に、以下のような宣伝も、クオリティーを求めて来ている中国で、そろそろイケると思っているのですが・・・参考までに。
掲載広告: http://publicity1.exblog.jp/10428957/
広告効果: http://www.kurabiyori.jp/hpgen/HPB/entries/30.html
参考)主要な反日記念日
5月4日 五・四運動
6月5日 重慶大爆撃
7月7日 蘆溝橋事件
8月15日 終戦記念日
9月3日 抗日戦争勝利日
9月18日 柳条湖事件
11月11日 上海陥落
12月9日 反日学生デモ
写真は4月30日上海から南京方面へ新幹線移動する際に撮影。新しい上海駅、広告スペースは無数に空いている。


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